認定NPO法人ジャパンハートが提供する海外医療支援プログラムが人気を博している。同プログラムに参加する医療者は年間500人にも上り、年間で行った診察は約15,000千件、手術約2,500件になるという。
(参照:医療に関心を 「ブラック・ジャックセミナー」に中学生が参加)
認定NPO法人ジャパンハートは2004年、国際医療ボランティア団体として設立され、「医療の届かないところに医療を届ける」を理念に活動している。国内だけでなくミャンマー・カンボジア・ラオスなどASEANなどを中心に医療支援をおこなっており、参加する医療者は年間で500人にも上るという。医療者にとっては、海外の現場でキャリアを積むこともできる点がメリットで、休暇を利用して参加する人も多い。日本人スタッフや通訳がコーディネートをしてくれるため、キャリアや語学力が問われないのも魅力である。ボランティアは「手術活動コース」、村の外来患者の診察をする「巡回診療コース」、外来診察や現地の医療者の手術補助などを行う「日常コース」の3つに分かれる。
現在、ミャンマーとカンボジアで参加者を募集しており、応募はジャパンハートホームページから行うことができる。開催期間中はどちらも暑期で、雨期も多いためインフルエンザや食中毒などの病気に注意する必要がある。