日本に訪れる旅行者は年々増加し、その中でも中国人の数は今年の2月で359,100人と圧倒的に多い。購買力があるため販売側も注目しているが、訪日中国人のなかでもスキンケア商品を購入する割合は8割以上とされている。
(参照:医療観光 アジアを中心に急成長し競争が激化)
株式会社アンテリオは、2014年12月16日~2015年3月9日に日本を訪問した上海、北京、広州の男女600人を対象にヘルスケア関連商品の購買実態を調査した。その結果、1位はスキンケア商品で82.0%、次にメイクアップ商品で78.5%、大人用のビタミン剤/健康食品・サプリメントが72.7%、赤ちゃん・子供用の市販の薬や医薬部外品は56.3だった。回答者の8割近くが0~14歳の子どもがいる旅行者で、子ども用品の購入率が高かった。
大人用の一般用医薬品で一番人気があるのは目薬で53.1%、総合感冒薬 48.2%、皮膚用薬 46.3%となっている。購入するきっかけとしては、84.5%の人が「口コミの情報」と回答しており、ガイドブックの情報よりも多く利用していた。