9月23日仙台市の商店街では、小児科医師や看護師らによる小児用ワクチンの助成を求める署名活動が行われた。署名活動を行ったのは仙台小児科医会の医師や看護師など合わせて約30人。ヒブ(Hib インフルエンザ菌B型)ワクチンと肺炎球菌ワクチン摂取の助成を求めた。
その日青葉区のサンモール一番町で集まった署名は約400人分。同医会は医療機関で集めた名も合わせ、10月にも市に提出する。
ヒブは細菌性髄膜炎、喉頭蓋炎、肺炎を引き起こす細菌で、ワクチンは任意接種で、2ヶ月以上の乳児に3回摂取(三種混合と同時接種可能)する。費用は1回7,000円程度。日本では毎年600人ほどの小児がヒブによる脳髄炎にかかっている。肺炎球菌は小児の細菌感染症の中で最も多いと言われ、欧米を中心に定期接種化が進んでいる。小児用肺炎球菌ワクチン(プレベナー)は2010年2月より日本でも摂取できるようになったが、生後2カ月からの摂取で4回摂取が必要、費用は1回7,000円~8,000円程度となり、家計への負担が大きい。