東京都中央区の歯科医院で2007年5月に、人工の歯根を歯茎に埋め、義歯を植えつけるインプラント手術を受けた女性が死亡したことを受け、警視庁捜査一課は2011年7月31日にも、手術を担当した男性歯科医を業務上過失致死容疑で書類送検する方針を固めたという。
同庁によれば、書類送検される歯科医師は手術のあごの骨を削る行程で、誤って動脈を傷つけてしまい大量出血を引き起こし、女性を窒息死させた疑いがもたれている。女性は2007年5月22日の手術中に容態が急変し、その後23日に搬送先の病院で死亡しており、捜査一課は司法解剖を行い、歯科医から話を聞くなどして捜査を進めていた。