アロエの一種であり、熱帯地方で育つアロエベラの液汁に新たな美肌効果があることを小林製薬株式会社が発表した。
(参照:豆乳 高年代になるにつれ健康のために飲む人が増加)
Photo:Aloe Vera By Andreas Issleib
小林製薬株式会社は、近畿大学薬学総合研究所の森山麻里子客員准教授、森山博由准教授、早川堯夫所長と共同研究でアロエベラ液汁から得られる皮膚に対する作用について研究を行なった。アロエベラは熱帯地方で育つアロエの一種で、ビタミン類、ミネラル類、酵素類、多糖類、アミノ酸など美容だけでなく健康にも有効な成分が多く含まれていることがわかっている。今回の研究で、肌の表皮におけるターンオーバーの促進作用、肌荒れなどの肌トラブルを起きにくくするという細胞接着因子の増加作用、整ったきれいな肌へと導く皮膚の構築作用の3つの美肌効果にも有効であることが、新たにわかった。
今回の結果は、8月22日、23日の「第32回和漢医薬学会学術大会」で発表されることとなる。小林製薬株式会社は、今後の化粧品開発に活用していくとしている。