これまでの白衣は、ダボついて体にフィットしないものが数多くありました。
そのため昨今は、機能性やファッション性などの高さからオーダーメイドの白衣に注目が集まっています。
毎日袖を通す仕事着だからこそ、自分の好みに合わせてカスタマイズしてこだわりたい。
女性医師たちの願いを叶えるオーダーメイド白衣とはいったいどのようなものなのでしょうか。
従来の白衣との違いは?
これまでは、病院から支給あるいは賃与されたものを着用するパターンが多かった白衣。
デザインは固定か、選べても数種類しかありません。
個人に合わせてカスタマイズできる部分はネーム刺繍程度のものでした。
支給される白衣では足りない場合や、入職初年度しか支給されないなどの理由から自分で購入するという医師も多く見受けられます。
ブランドによってさまざまですが、オーダーメイド白衣なら、サイズやデザインはもちろんのこと、以下の点を自分好みにカスタマイズすることが可能です。
■生地
■着丈・袖丈
■裏地
■パイピングカラー
■ボタン
さらに、ポケットの形状やペン差しの位置等も選ぶことが可能なため、自分の使いやすいようにカスタマイズできる機能性の高さも併せ持っています。
さらに広がる白衣のデザイン
ある程度の色と形が決まっている白衣ですが、女性を美しく見せるシルエットや、遊び心のある襟の形状などさまざまなパターンが生まれています。
お洒落をすることで、普段より身も心も引き締まるという感覚は誰もが一度は味わったことがあると思います。
日常生活でのそんな気持ちを仕事でも取り入れられるようにと、広がりを見せる白衣の世界。
服飾大学と白衣専門店が主催した「白衣ファッションショー」も過去に2度開催されています。
また近年は医療系ドラマの影響もあり、スクラブ人気が高まってきています。
大手下着会社やスポーツブランドなどが、着心地の良さと機能性を兼ね揃えた製品を販売しています。
小児科では子供に威圧感を与えないためにキャラクター柄のスクラブを着用しているところもあるようです。
人の健康や生命に直接的に関わる世界で、気力や体力の限界まで働く医師という仕事。
だからこそ、ファッションで少しでもモチベーションを上げようという女性医師が増えてきているのかもしれません。
今後もさまざまな展開が見られそうな医師のファッション界。
オーダーメイドの白衣で気合を入れて仕事に挑んでみるのはいかがでしょうか。