働くママはとにかく時間がないもの。仕事に追われるため家事や育児は最低限のことしかできなくて、家はほこりっぽく、食事もあわただしく、心の余裕がなくて常にイライラしてしまう。
そんな働く忙しいママの味方となってくれるのが、家事代行サービスです。
長時間労働の増加とともにニーズが高まり、共働きはもちろん、単身者の利用も増えています。
そこで、家事代行サービスの選び方や、利用時の注意点についてお話します。
家事代行サービスでできること
家事代行サービスでお願いできることは意外にたくさんあります。
掃除、洗濯、買い物や料理はもちろん、子どもの送迎、ベビーシッターや庭の手入れ、医療・看護行為にならない範囲でのシニアのお手伝い、ペットのお世話など。
よく似たサービスにハウスクリーニングがありますが、こちらは換気扇やレンジフードなど、素人では手入れをしにくい場所を専門に清掃してくれるサービスです。
一般的な家事代行サービスでは、水回りやトイレなどの掃除、買い物の代行、料理などの中からしてほしいことを組み合わせて利用しますが、複数のメニューがパックになったコースを用意しているところもあります。
利用回数も、週一回、月二回などの定期利用のほか、単発でお願いするスポット利用などもあり、非常に便利です。
相場は内容によりますが、1時間あたり3,000円~6,000円ほどです。
家事代行サービスを選ぶ際のチェックポイント
家事代行サービスは、共働き世帯だけではなく単身者の利用も増加しつつあり、保育分野などからの新規参入も相次いでいる業界です。
会社によって「掃除が得意」「子どもが扱える」などの特徴がありますので、自分の要望に合った会社を選びましょう。
また、複数の会社から事前に見積もりを取り、料金だけでなく内容についても比較検討をすることが大切です。
その際、料金やサービス内容だけでなく、年会費や登録手数料の有無、契約条件、派遣スタッフの交通費、キャンセル料や万が一の保障などについてもしっかりとチェックしておきましょう。
トラブル回避のために
家事代行サービスのトラブルで多いのは、コミュニケーション不足による認識のズレです。
依頼主が「掃除は掃除機だけでいい」と思っていても、派遣スタッフは一通り時間をかけて磨き上げてしまうかもしれません。
そして、やって欲しかった別のことができていなかったり、追加の料金が請求されたりすると「最初の話と違う」ということに。
こうした認識のズレからのトラブルを防ぐため、特に重点を置いて欲しい部分を明確にしておきましょう。
やって欲しいことをはっきりと伝えることが重要です。
とはいえ信頼関係が大切なサービスなので、命令口調や見下した態度などはNGです。
また、買い物代行で行ってもらうスーパーまでの地図を用意する、収納はわかりやすくする、ゴミの分別表を貼っておく、特に注意してほしい点や配慮が必要な点についてはメモを渡すなど、派遣スタッフが仕事をしやすいように準備しておきましょう。
貴重品は自分で管理し、触られたら困るものはあらかじめ移動させたり、しまっておいたりするようにしてください。
家事代行サービスを利用すれば、家事のことに頭を悩ませなくて済み、仕事にも集中できます。
普段少なくなってしまいがちな子どもとの時間を確保するためにも非常に有効です。
賢く利用して心身に余裕を持ち、家でも仕事でも頼れる女性を目指しましょう。