入院患者の対応や緊急時の対応に備えて待機する当直医。当直明けにそのまま日勤に努めなければならないことも少なくありませんよね。
体力・精神面の疲れを少しでも軽減するためには、当直中にうまく休息を取ることが重要です。病院の環境やその日の状況によって休めるか否かは異なってきますが、時間があるときに少しでも仮眠を取っておくと仕事の効率は大きく変化します。
そこで今回は、仮眠を取る際におすすめのアイテムや、仮眠からすっきりと目覚めるためのコツをご紹介いたします。
おすすめ仮眠サポートアイテム
一口に「仮眠」と言っても、仮眠ベッドが使える場合もあれば、デスクで眠らなければならない場合、照明を消すことができない場合など、状況はさまざまです。
病院の環境や自分の好みに合ったサポートアイテムで、仮眠のパフォーマンスをアップさせましょう。
・かぶる枕でデスクでの仮眠を快適に!
旅行の際に活躍するトラベルピローなどを開発しているStudio Banana Thingsの製品「Ostrich Pillow(オーストリッチピロー)」は、頭からすっぽりとかぶることのできる不思議なデザインの枕。正面にひとつ、左右にそれぞれひとつずつの穴が開いており、かぶると口と鼻のみが出た状態になります。
頭全体が枕に覆われているため、デスクでうつぶせに寝るときはもちろんのこと、壁にもたれて眠る際にもストレスを軽減してくれます。うつぶせて寝る場合は、左右に開いた穴に手を入れることで腕の負担まで軽減してくれる優れもの。
目元まで覆われるため、明るさが気になって眠れないという方にもおすすめです。
・ミニサイズのハンモックで足の疲れを軽減!
座ったまま眠ると、どうしても脚に疲労がたまってしまいますよね。ベッドで脚を延ばすことができない場合には、ハンモック式のフットレストの使用がおすすめです。
デスクの下に引っ掛けたフットレストに脚を乗せれば、だるさや疲れの軽減に効果を発揮してくれます。ヒモの長さの調整が可能なものを選べば、その時々で最も楽な高さに調整することができるのも嬉しいポイントです。
仮眠からすっきりと目覚めるためには?
十分な仮眠が取れれば気分を一新して勤務に戻ることができますが、中途半端に仮眠をとったことで寝覚めが悪く、より疲労感やだるさが増してしまうということもありますよね。
そんな眠気を振り切るためには、仮眠前にカフェインを摂取しておくのがおすすめです。
起きてからコーヒーを飲んでも、カフェインの効き目が表れるまでに20~30分ほどかかるためにあまり効果を実感することができません。仮眠を取る前にあらかじめコーヒーを飲んでおけば、再び作業に戻る頃にはちょうどよくカフェインの効き目が表れてくるのです。
仮眠をうまく取れるか否かで、その後の仕事の効率は大きく変化します。当直勤務の際には、仮眠にサポートアイテムを上手に取り入れ、少しでも体を休ませてあげてくださいね。
目が覚めたら冷たい水を飲み、軽く体を動かすことでより意識をすっきりさせることができますよ。