栃木県保健福祉部は8月9日、県内の日光市民病院に併設されている介護老人保健施設の職員や患者ら9名から腸管出血性大腸菌(O157、O145)が検出されたと発表した。感染源は病院で出された食事と見られており、現在は6名が入院、2名が重症で、80歳の男性患者は意識不明となっている。7月28日に施設で給食を食べた職員や施設の入所者らが8月1日の明け方から下痢、発熱などの症状を次々と訴えたことから今回の感染が発覚。90代女性は溶血性尿毒症症候群で重症、80代男性も意識不明の重症だという。同病院は8日から自主休業しており、また保健福祉部も9日から同施設に対して使用禁止を命じている。