2012年の総務省「就業構造基本調査」によると、女性医師の35.9%が未婚であることが明らかになりました。
女医が結婚しにくい、というのは女医の間ではよく知られた話ですが、なぜこうも女医は結婚できないのでしょうか?
女医が結婚できない理由と、結婚するためにやるべきことについてご紹介します。
女医はなぜ恋愛弱者と呼ばれるの? 結婚できない理由
女医が結婚できない理由として、「忙しすぎて出会いがない」「キャリア形成と結婚適齢期が重なり、キャリア形成を優先させると30代半ばを過ぎる」「収入があるので結婚にメリットを感じない」などが挙げられます。
医師は朝早くから昼食も取れないほど多くの業務に追われ、帰宅が深夜帯になることもあります。
出会いを求めたり、恋愛に気持ちが向かなかったりすることも珍しくありません。
また、大学の医学部をストレートで卒業しても24歳になっており、社会人としてのスタートが他の学部より遅くなるのも理由の一つです。
さらに、医師は一般的に他の職業よりは収入が高めです。
自分でしっかり稼げるので結婚にメリットを感じないという女医もいますが、結婚願望があっても、他の職業の男性に自己紹介をすると引かれた、というケースもあります「女医イコール高飛車なイメージがある」「女性のほうが収入の高いことにプライドが傷つく」という男性もいるのです。
こうした理由から、女医の結婚へのハードルは高くなっています。
女医に多い結婚のタイミングとは?
女医の結婚の主なタイミングは、20代半ばの研修医時代に結婚するパターンと、30代半ばのキャリア形成が一段落ついたころに結婚するパターンの2つです。
40代を過ぎると結婚へのハードルが上がることから、仕事に打ち込む女医も増えてきます。
研修医時代に結婚した場合は、出産・育児を早めに終えたあとに医局に入り研鑽を積むことになります。
子育てをしながらの現場復帰となるので、長期的なキャリアプラン、ライフプランを描きやすいのがメリットです。
30代半ばまで仕事をしている女医の場合は、職場の育休制度を利用できるなど、復帰のためのサポートを利用しやすいというのがメリットです。
また一旦退職などで現場を離れても、十分なキャリアを持っているので再就職しやすくもなります。
独身の女医が結婚するためにやるべきことは?
女医が結婚しにくいということは以前から知られており、医学生や研修医など、比較的出会いが多く、心身共にゆとりがある時期に相手を見つけなければ結婚は難しいことが、半ば常識のように囁かれています。
そうした時期を過ぎてしまった場合、独身の女医が結婚する方法として「大学院に入り直す」「国内留学をする」「お見合いをする」などが有効です。
大学院に入り直すと、病院勤務に比べ時間にゆとりができます。この時間を有効活用して気になる男性にアプローチをかけるのです。
現在の勤務先に出会いがない場合は、国内留学を利用して環境をがらりと変えてみるのも有効です。
またお見合いは、最初からプロフィールを公開しているため、女医であることを理由に断られることがありません。
結婚を前提とした出会いなので、うまくいけば出会いから数か月で結婚にまでたどりつけます。
現在の勤務地から離れられない場合は、医局の教授、親族、結婚相談所に紹介をお願いしておきましょう。
女医が結婚しにくい理由と、結婚するためにやるべきことについてご紹介しました。
責任の重い仕事をしている医師だからこそ、人生のパートナーは必要です。
結婚を考えているなら、今からできることを始めましょう。