近年話題を集めている「マインドフルイーティング」という瞑想法を知っていますか?
マインドフルイーティングは食事中に取り入れる瞑想法のことで、実践すれば高い幸福感や心の安定を得られるという良さがあります。
日々の仕事にストレスや疲れを感じている女医は、ぜひマインドフルイーティングを取り入れてみましょう。
今回は、瞑想と食事を組み合わせて心身を健康に導くという、マインドフルイーティングの具体的な方法について紹介いたします。
マインドフルネスと、マインドフルイーティング
「マインドフルネス」と呼ばれる瞑想法をご存知でしょうか? マインドフルネスには、集中力を高めストレスを軽減する効果があるとされます。
その効果は絶大で、スティーブ・ジョブズやビルゲイツといった著名人も日々マインドフルネスを実践してきたのだそうです。
そして近年、マインドフルネスに非常に近い瞑想法として「マインドフルイーティング」が注目を集めています。
呼吸に集中しながら瞑想するマインドフルネスに対し、マインドフルイーティングは食事に集中するという瞑想法のことをいいます。
マインドフルイーティングとはどんな瞑想法?
女医の毎日は忙しいため、猛スピードで食事をするという方もいることでしょう。
また、食事中にスマホやテレビなどから情報を集めるのが習慣という方も多いと思います。
しかし、こういったことに気を取られて食事に集中できない場合、満腹感や幸福感が得られにくくなってしまいます。
マインドフルイーティングはもともと仏教の「食べる瞑想」という考え方に端を発します。
他のことには煩わされず目の前にある食事にだけ意識を向け、瞑想のように心を鎮めながら食事をするのがマインドフルイーティングの基本的な方法です。
マインドフルイーティングの具体的な実践方法
マインドフルイーティングでは、五感を総動員して一口一口を味わいます。
まずは視覚と嗅覚で食材の見た目や香りを楽しみ、続いて食材が口に触れたときの触覚、噛み締めたときの聴覚を感じ、味覚で食材の良さを最大限に味わうのです。
マインドフルイーティングに慣れないうちは一口ごとにお箸やフォークを置き、五感を使って食材の良さを噛み締めてみましょう。
マインドフルイーティングがもたらす効果
マインドフルイーティングには、乱れがちな食習慣を改善して理想的な状態に近づけてくれる効果が期待できます。食事の時間や量が整えば、効率的なダイエットも実現しやすくなります。
決まった時間に食欲が湧き、じっくり食事をすることで満腹感が得られるようになれば、メンタルも整いやすくなることでしょう。
目の前の食事にとにかく集中するというシンプルな行為を続けることで、気持ちがふさいだりイライラしたりすることが少なくなり、集中力や身体感覚も向上しやすくなります。
さらに、食事を通して自分と向き合う習慣をつけることによって、セルフコントロールがしやすくなる効果も得られます。
ここに紹介したように、マインドフルイーティングとは心身のバランスを整えて気持ち良く毎日を過ごせる多くの効果が期待できる瞑想法なのです。
その実践方法は決して難しいものではないので、日々の仕事に忙殺されてストレスが溜まっているという女医は、ぜひマインドフルイーティングを試してみてくださいね。