タバコを吸っている方であれば、一度は「禁煙してみようかな」と思ったことがあるのではないでしょうか?
しかし「禁煙してみたけれど失敗に終わってしまった……」という方や「自分には難しいかもしれない」と諦めている方も多いかもしれませんね。
そこで今回は、禁煙外来などに通院する時間がないという忙しい女医でもトライできる、禁煙の方法やポイントをご紹介します。
まずは禁煙を始めるための準備をしよう!
禁煙をスムーズに成功させるにはコツがあります。
「いますぐ禁煙しよう!」という気持ちも大切ですが、禁煙を始める1週間前くらいから禁煙を始めるための準備をすると良いでしょう。
どのようなことをすればいいのかご説明いたします。
禁煙開始日を設定する
まずは禁煙をスタートする日を決めます。誕生日や何かの記念日など覚えやすい日にちが良いでしょう。
禁煙開始日を決めたらカレンダーに○をつけたり、禁煙を宣言した紙などを目のつくところに貼っておいたりすると、禁煙への意欲が高まります。
また「なぜ禁煙をしたいのか」理由を明確に書き記しておくのも効果的です。
周りの人たちに禁煙宣言をする
禁煙を成功させるには、家族や友人、同僚など周りの人たちの協力が必要です。
始めると決めたら周りの人に禁煙宣言をしましょう。宣言することで自分の意欲も高まります。
喫煙具を処分する
禁煙開始日が近づいてきたら、タバコやライター、灰皿などをすべて処分しましょう。
吸いたいときの対処法をみつける
禁煙を開始すると、イライラして落ち着かないなど禁煙の離脱症状(禁断症状)が現れます。
そのような吸いたいという気持ちになったとき、どのように対処すれば良いのか自分にあった方法を見つけておくと良いでしょう。
吸いたいと思ったらタバコを吸う代わりにガムや飴を口にするなど、何か別の行動をとるようにします。
どのような行動が効果的なのか、事前に色々と試してみましょう。
自力で禁煙を成功させるコツは対処法をみつけること
自力で禁煙にトライする場合には、タバコを吸いたくなったときの対処法を考えておくことが大切です。
タバコを吸いたくなるシーンはだいたい決まっている方が多いです。
吸いたくなる主な場面とその時の対処法の一例を挙げておきます。
・朝起きてすぐ → 顔を洗う
・食事の後 → 歯磨きをする
・コーヒーを飲んでいるとき → コーヒーを紅茶や緑茶に代える
・仕事の休憩時間 → 職場の人に禁煙宣言をする
・お酒の席 → 禁煙していることを伝える、冷水を用意して吸いたくなったら飲む
このように、喫煙の代わりに他の行動をとることで喫煙欲求がおさまることもあります。
自分の喫煙パターンを分析し、自分に合った対処法をみつけてください。
自力での禁煙がどうしても難しい場合には、禁煙補助薬を使う方法もありますので、諦めずにトライしてみてくださいね。
禁煙補助薬には薬局で買えるニコチンガムやニコチンパッチなどもあります。
タバコが体におよぼす害などを考えると、できることなら禁煙したいと考える方は多いと思います。
今まで忙しいからと諦めていた女医さんも、今回ご紹介した方法やポイントを参考に、自力での禁煙にトライしてみてはいかがでしょうか?