医局での仕事は毎日が忙しく、睡眠時間がつい不規則になりがちですよね。
休日はお昼まで寝だめをしたのに、全然疲れが取れない……。そんな経験を持つ女医さんは少なくないでしょう。
そこで今回は、毎日忙しく身を削って頑張っている女医さんに向けて、快眠へ導くためのポイントを紹介します。
限られた睡眠時間をより充実させるためにも、ぜひチェックしてみてくださいね。
よい睡眠とは?
毎晩寝ているはずなのに元気が足りないと感じるなら、「質のよい睡眠」が不足しているせいかもしれません。
栄養バランス、運動習慣と合わせて睡眠の質を上げることは、日常生活においてとても重要なことです。
よい睡眠3か条
よい睡眠とは次の3つのことをいいます。
・寝つきがよい
・ぐっすり眠れる
・寝起きがすっきりしている
睡眠の質は体温調整、体内修復、成長に関係するホルモン分泌と繋がりがあります。
これらは体内の代謝活動促進や自立神経のバランスを整える大切な要素です。
そのため、睡眠の質を向上させることによって、疲労から心身を回復させる効果を期待できます。
肉体的疲労や脳のように見えない部分に蓄積した疲労を質のよい睡眠で取り除くことで、日常生活はもちろん、仕事の効率もアップできるのです。
睡眠を快適にするポイント
それでは睡眠の質を上げるためのポイントをいくつか見てみましょう。
寝室とベッド周りの環境を整える
寝室は寝るための場所と脳に覚えさせることで、スームズに眠りにつけるようになります。
ベッド周りの余計なものは片づけ、文字情報のある本やポスターなども視界に入らないように整頓しましょう。
寝室がすっきりしていると開放感が生まれてリラックスしやすく、快眠へ導く効果も期待できます。
寝る前の照明にも気を付ける
快眠を促す作用のあるホルモン「メラトニン」は、蛍光灯の灯りを浴びると分泌が制御されるといわれています。
質のいい睡眠のためにも、ベッドサイドの照明は白熱灯やオフホワイトの照明にしてみましょう。
また、就寝直前まで部屋が明るいままだとメラトニンが十分に分泌されず、睡眠の質が下がってしまいます。
テレビやパソコン、携帯電話の画面を見ることは控えましょう。
耳に入ってくる音を防ぐ
耳に入ってくる音は入眠の邪魔になります。特に時計の針などの規則的な音は、不規則な音よりも睡眠の妨げになりやすいので注意しましょう。
音のないデジタル時計に変えたり、遮音性の高いカーテンにしたりなどの対策を行ってください。ヒーリング・ミュージックなどのリラックスできる音楽を聞きながら眠るのも方法のひとつです。
体温を上げる
一般的に人間の1日の体温は朝目覚める前から上昇し始め、夕方から夜にかけて最高となります。
その後は徐々に下がっていき、睡眠時にもっとも低下していきます。そのため、「ぬるま湯のお湯に入浴する」「ストレッチなどの軽い運動をする」など、人為的に体温を上げておけば、入眠までの時間が短縮されます。
このほか、快眠効果を得られるノンカフェインの温かい飲み物を寝る前に飲むのもおすすめです。
胃腸に負担をかけない白湯や心身をリラックスさせる効果があるとされるカモミールティーなど、お好みで試してみてください。
食事のタイミングも大切
食事をすると身体が目覚めて、その情報が脳へと伝わります。そうすることで「食事をする=活動する時間」と脳が記憶し、体内時計が扱いやすくなります。
食事は1日3食摂るようにし、忙しいからといって朝食を抜くのはできるだけやめましょう。
適度で快適な睡眠は日中、活発に働く脳と身体にとって、重要な休息時間です。
毎日の快眠でリフレッシュして、仕事の効率をアップさせましょう。