女性医師の中には、さまざまな職場で働き自分のキャリアを築き上げたいと考えている方も多いと思います。
キャリアプランを立てようと考えるときに、「どのくらいの年齢で転職をするのがいいのかな」と疑問に思っている方もいるでしょう。
今回は、女性医師が転職するのに最適な年齢がいくつくらいなのかご紹介します。
転職をすることが多い年齢をグループごとに紹介しますので、キャリアプラン設計の参考にしてみてください。
20代後半(卒業後4、5年)
27~30歳は後期研修期間に当たる時期です。この時期になると、大学医局に籍を置きつつも、大学病院や関連病院で研修を行うことになると思います。
そのまま研修期間で働き続けることも多いですが、この時期に転職に踏み出す女性医師も多いようです。
病院の勤務形態や人間関係、自分自身が目指すもの(やりたいこと)などが明確になり、より働きやすい、また自分のやりたいことができる職場に転職しようと考える方が多くなります。
研修中に転職するのは後ろめたい部分があるでしょう。しかし、今後のキャリアのためにも、不満があるのであればできるだけ早めに決断したほうがいいかもしれません。
30代半ば(卒業後12、3年)
この時期は、認定医や専門医の資格を取得し、経験を積み重ねている時期です。蓄積された知識や技術に加え、バリバリに働ける体力もあるなど、転職においては売り手市場であると言えるでしょう。
また、31~38歳という年齢は、結婚や出産など、ライフイベントが多く起こる時期でもあります。
結婚や出産を機に転職を考えると言う方も多いです。
子育てしながらでも働ける職場や、これから妊娠、出産を考えている方は、産休制度や育児休暇制度がしっかり整っている職場を選ぶようにするといいでしょう。
40代半ば(卒業後20年)
40代半ばは医師として最も脂がのっている時期であると言えます。キャリアの中でも最盛期であると言ってもいいでしょう。
この時期に転職をするという女性医師も多いです。技術も経験も申し分ないので、転職によって大きな収入アップも期待できます。
ただし、一般的な民間病院の場合、部長の年齢が40代半ばであることが多くなります。そのため、40代半ばでの転職は、転職先機関での配置がネックになり、採用の間口が狭くなることもあるので注意が必要です
しかし、確かな技術や経験があれば、年齢に関係なく採用されることも多いので、この時期に転職を成功させるのも決して難しくありません。
いつ転職に踏み出すにしても、その際は転職先の病院や機関などの勤務体制や人間関係、雰囲気などを事前に確認しておく必要があります。
キャリアプランをしっかり設計し、理想通りの働き方をしながらキャリアを積み上げていきましょう。
女性医局では先生の年齢によるステップアップ、または家庭との両立を希望される時期など様々なステージに合わせてキャリアプランをご提案致します。
その時々の年齢により、優先順位が異なり悩む場面も多いですが、専任コーディネーターが転職を応援いたします。
まずはご自身のキャリアでどのような転職先が、どの程度あるのかなどお気軽にご相談下さい。