小さな子どもを育てている女性医師はなかなか時間の融通がきかず、悩まされることもあると思います。近年では、時間を有効活用するために在宅医療(訪問診療)といった働き方を選択する女性医師も増えてきました。
在宅医療とは、通院が困難な患者さんがいる個人宅や施設などに医師が診療に出向き、治療や健康管理をするというシステムです。ここでは、子育て中の女性医師に在宅医療・訪問診療の仕事が向いている理由をご紹介いたします。
育児中の女性医師に在宅医療の仕事が向いている理由4つ
1. 時間の融通がききやすい
子育て中には、夜勤やオンコールありの仕事をするというわけにもいきませんよね。また、残業の多い職場や土日祝日の出勤がある職場での仕事を続けていくのも難しいものです。
在宅医療の仕事ならば、仕事は平日昼間のみで残業もほとんどありません。子どもの発熱など急な欠勤が必要となった場合でも、日程変更などの融通がききやすく安心です。
週2~3日からOKという柔軟な求人も少なくないので、時間を有効利用しながら仕事を続けていくことができますよ。
2. ニーズが高まっており仕事が多い
現代は超高齢化社会に突入し、自力で病院に通えないという高齢者も年々増加しています。厚生労働省の試算では、2025年には在宅医療を必要とする人が29万人に達するのだそうです。実際、在宅医療の求人数も年々増えており、在宅医療のニーズが今後高まっていくのは確実といえるでしょう。
子育てのブランクがあっても、在宅医療の仕事ならば求人数が多いので復帰しやすいですよ。
3. 病院勤務に比べて気楽に働ける
病院勤務の場合、医師やスタッフとの人間関係に悩まされることもあるものですよね。「出産や育児が落ち着いて職場復帰したら自分より若い医師が先輩になり、接し方が難しい」といったこともたびたび起こります。
訪問医療の仕事は、医師と看護師がペアを組んで医療が必要な方のところへ出向くというシステムになっています。病院勤務に比べると人間関係の難しさがなく、楽な気持ちで働くことができるのです。
4. 病院勤務より報酬が高いことも多い
医師の報酬が比較的高額というのも、訪問診療の仕事の魅力の1つです。中には「収入が数百万円アップした」「年収が2倍近くなった」というケースもあります。年収アップのために療養型の病院から訪問診療の仕事に転職するという医師も増えています。
子育てにはなにかとお金が必要ですから、子育てが落ち着くまでの間に訪問診療の仕事でしっかりと稼いでおくというライフプランも有効といえるでしょう。
ご紹介したように、女性医師が在宅医療・訪問診療の仕事をするメリットはたくさんあるものです。在宅医療のニーズは年々高まっているため、ブランクのある女性医師でも活躍しやすい分野といえます。
子育て中の女性医師は、柔軟なスケジュールで働くことができ、医師としてのスキルを確実に活かせる、在宅医療の領域で働いてみてはいかがでしょうか。
女性医局では在宅医療・訪問診療を希望されている先生向けに、常勤または非常勤での求人を掲載またはご紹介しています。在宅医療・訪問診療でのご経験がない先生でも、院長が同行してくれる診療所もございます。
年収が高いのも魅力的ですので、ご検討している先生はこの機会に女性医局の専任コーディネーターへご相談下さい。