近年、働き方改革によってワークライフバランスを重視した働き方を選ぶ方が増加傾向にあります。特に女性医師の場合、結婚や出産といったライフステージの変化に合わせ、プライベートを優先できる働き方にシフトするのも選択肢の1つといえます。
現在の仕事が忙しすぎてプライベートとの両立がままならないという場合には、転科も視野に入れてみましょう。この記事では、女性医師が働きやすいおすすめの診療科について解説いたします。
女性医師が転科するなら? おすすめの診療科4つ
1. 高収入かつ融通がききやすい「麻酔科」
女性医師が働きやすい職場といえば、まずは麻酔科が挙げられるでしょう。
麻酔科医の仕事は手術などでの麻酔薬投与や全身管理が主となります。手術は時間が決まっているため、時間外労働や夜勤をせずに済むという良さがあります。また、ローテーションを調整できる職場ならば急な休みにも対応可能です。時短勤務や、単発のスポット勤務という働き方を選択する麻酔科の女性医師も少なくありません。
麻酔科は、診療科の中でも特に給与水準が高い診療科といわれています。働きやすく高収入な麻酔科へ転科すれば、仕事とプライベートの両立がしやすくなりますね。
2. 検査が主なので働きやすい「眼科」
眼科の仕事は毎日の外来診療が主となり、夜勤や休日出勤がないのが魅力です。受診する患者さんは目の不調を除けば健康であることが多いため、仕事の内容も比較的穏やかといえます。
眼科診療は検査が非常に多く、予約の患者さんを診察し終えるまでの時間も早いもの。職場によっては、時短勤務という働き方を選ぶこともできます。
3. 女性医師が重宝される「耳鼻咽喉科」
耳鼻咽喉科も、眼科と同じように平日のみの診療で夜勤がないという良さがあります。一般診療だけでなく外科的手術を担当できる職場もあるので、幅広い業務を経験したい方におすすめです。
耳鼻咽喉科は比較的女性の少ない診療科なので、女性医師は重宝される傾向にあります。世のニーズに合わせた転科を考えている女性医師は、耳鼻咽喉科を選択肢に入れてみましょう。
4. 「皮膚科」から美容皮膚科を目指すという道も
皮膚科も眼科や耳鼻咽喉科と同じように、決まった時間内で働ける診療科です。オンオフがはっきりしている職場なら、生活に余裕が生まれやすいですね。皮膚科は緊急疾患や重症患者も少ないので、自分のペースでゆったりと働けますよ。
皮膚科で専門知識を蓄えれば、将来的に美容皮膚科への転身を目指すこともできます。
家庭との両立やプライベートの充実を考えたときに「現在の診療科は忙しすぎる」という壁にぶつかることもあると思います。より快適に生活するためには、オンオフのバランスをとりやすい診療科への転科も1つの道といえます。
おすすめした診療科以外にも働きやすい職場はあるものなので、視野を広げて最適な診療科を探してみてくださいね。