
近年は「フリーランス医師」として働きたい女性医師が増加しています。しかし、「実際にフリーランスになったら生活水準を落とさず、しっかりと収入を得ることができるの?」と不安に思う方もいるでしょう。
そこで今回は「フリーランスになるとどのぐらい稼げるのか」「女性医師がフリーランスで働くメリット」などを考察していきます。
フリーランスの女性医師はどのぐらい稼げる?
女性医師の働き方を大まかに分けると、常勤(病院勤務)、開業医(病院や診療所を開設した医師)、非常勤の3種類があります。さらに非常勤は、決められた曜日や時間だけ働く「定期非常勤」と、単発で働く「スポット」の2つに分けられます。
定期非常勤の場合、中~長期的に同じ病院で勤務するため、収入が安定しやすいのがメリットです。
時給相場は1万円~1.5万円ほどで、整形外科や訪問診療など、科目や勤務先によっては高時給に設定されている場合もあります。
フリーランスは自分の都合に合わせて勤務日数を増やしたり減らしたりすることができます。勤務日数を増やしたり、定期非常勤とスポットを組み合わせたりすれば、常勤と同じ(もしくはそれ以上の)収入を得ることも可能です。
ちなみに近年では「普段は常勤で働いているが、“プラスアルファ”の収入を得る副業として非常勤で働く」いう女性医師も多くなっています。
女性医師がフリーランスで働くメリットは?
女性医師がフリーランスで働くと、さまざまなメリットがあります。
自分の都合に合わせて働ける
フリーランスになると「日勤だけ」「特定の曜日だけ」という風に、自分の都合に合わせて勤務時間を調整できるようになります。
そのため、妊娠中の方や、小さなお子さんがいるため仕事量をセーブしたいという方には、おすすめの働き方だといえるでしょう。
収入アップが見込める
フリーランスで働く場合、多くの人にとって1番の懸念材料となるのが「収入」でしょう。
常勤の勤務医の平均年収は約1500万円だといわれていますが、フリーランスの場合は時給1万円~1.5万円が相場です。
この時給で計算してみると、週に32時間ほど勤務をすれば1か月の月収は128万円となり、1年では1536万円もの収入を得ることができるのです。
このように、働き方を工夫すれば、勤務医以上の年収を稼ぐことが充分可能ですよ。
ちなみに、麻酔科や整形外科、訪問診療など、科によっては時給が高く設定されている場合もあります。
精神的・肉体的負担が減る
常勤の場合は残業や夜勤、勤務時間外の呼び出しなどで、仕事の負担が重くなりがちなもの。
フリーランスで働く場合は、契約した勤務時間だけきっちり働けばよいので、精神的・肉体的な負担を減らすことができます。
フリーランスか常勤か、自分に合う働き方を選ぼう

常勤からフリーランスへ転身することに少なからずの不安を感じる方は多いかもしれません。しかしその一方で時間の融通が利きやすいことや、収入面などにおいてメリットが感じられるのも確かです。
常勤の勤務医として働くか、フリーランスとして働くか。ワークライフバランスや家族のことを考慮しつつ、最善の道を探ってみてはいかがでしょうか?
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