総務省消防庁は13日、救急搬送の際、救急車から患者の映像や生体データを生中継する実験を千葉市内で行うことを決めた。今月18日から来年3月まで実験を行い、中継システムの有効性を検証する。
実験は2009年度に実施したものを規模を拡大して行う。千葉市内の救急車12台に通信機器を取り付け、救急搬送される患者の映像や音声、心電図、血圧等を消防局に中継する。医師が患者の状態を確認し、応急処置や搬送先を指示する。データは市内の5つの医療機関に転送されるというもの。
2009年度の実験では搬送時間の短縮などの有用性が確認されたという。