岐阜県では4日、県庁で地域医療対策協議会が開かれ、ドクターヘリの導入・運航についての話し合いが行われた。県内の救急搬送をとりまとめる「県消防・医療連携情報センター」(仮称)を新設することが提案された。
岐阜県では2004年から県各務原市の防災航空センターと岐阜大学医学部付属病院高次救命治療センターが協力し、「ドクターヘリ的運航」を続けてきた。県は2010年度内にドクターヘリの導入を目指している。
岐阜大付属病院高次救命治療センターの小倉真治センター長は県内の5医療圏をまたぐ救急搬送の調整を行う機関を提案。各医療圏の消防本部と医療機関の情報を集約し、より迅速に患者を搬送できるシステムが必要とした。
今後は消防と医療機関の連携について協議が行われる。小倉センター長は「3年後にネットワークを構築したい」とコメントしている。