メドピア株式会社が、同社の運営している医師限定のコミュニティサイト「MedPeer」で、「生ポリオワクチンに対する保護者の信頼」に関する調査を行い、その結果を公表した。調査対象はMedPeerに登録している小児科、小児外科などの医師で、有効回答数は327件。ポリオは急性灰白髄炎とも呼ばれるウイルス感染症。重症となる可能性は高くはないが、死に至る場合もある危険な病気だ。
今回の調査によれば、国が定める定期予防接種のワクチン「生ポリオワクチン」に対する保護者の信頼性が薄れていると感じている医師は、全体の49%だった。特に都市部(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県) では65%と多く、都市部と地方ではポリオワクチンに関する保護者の意識に差があることが見受けられる。
また、医師の37%は今現在「生ポリオワクチンの摂取控えが起きていると感じている」と回答している。しかしその一方で、現状はまだ生ポリオワクチンから不活化ワクチンに移行する時期であると感じている医師も多かった。