岐阜県多治見市前畑町の岐阜県立多治見病院は9月30日、2009年10月に女性患者に気道熱傷があるのを見落として死亡させるという事故が起こっていたと発表した。遺族とは和解金4500万円を支払うことですでに合意しているという。同病院の発表によれば、死亡したのは2009年10月11日に病院に運び込まれた女性。自宅で発生したガス爆発に巻き込まれ、頭や顔にやけどを負っていたが、医師たちは気道熱傷はないと判断、入院させた。しかし翌日、女性は呼吸困難となり、気管切開の手術が行われたが寝たきりの状態になった。それから10ヵ月後の2010年8月に、肺水腫で死亡した。