東京電力は10月6日、福島第一原発で働く東電の協力企業の50代の男性が同日の朝、死亡したと発表した。(参考:東京電力、原発作業員の医療体制を強化 救急医療室恒常化)
東京電力の発表によれば、男性が体調不良を訴えたのは5日の午前7時10分ごろ。意識はあったものの自力で移動ができない状態だったため、病院に搬送されたが、翌日午前5時ごろ死亡した。
作業員は8月から汚染水処理につかうタンクの設置作業を行っていたが、被ばく線量は合計2.02mSvと比較的低い水準にとどまっており、東電は被ばくと死亡の因果関係は考えにくいと発表している。なお、死因について公表するかは現在男性作業員の家族と協議中であるという。
福島第一原子力発電所で働いている作業員が亡くなるのは、今回で3人目となる。