厚生労働省の専門家会議が12月6日に開かれ、今季のインフルエンザワクチンについて、11月までの医療機関からの報告では重い副作用は64件で、「安全上の重大な懸念はない」との結論に至った。
同ワクチンは、新型、A香港型、B型の3種類を合わせた3価混合ワクチンで、10月から発売された。医療機関からの副作用の報告は434件で、ショックや発熱などの重い副作用は64件だった。また医療機関とメーカーから12件の死亡例が報告されたが、ワクチンとの因果関係は明らかになっていない。
今季は新型よりも季節性のインフルエンザが流行しており、新型は2割~3割程度にとどまる。流行しているA香港型は小児や高齢者で重症化しやすい為、自治体や保健機関では注意を呼びかけている。