東日本大震災で壊滅的打撃を受けた岩手県釜石市の鵜住居地区で10月17日、仮設医療施設「市鵜住居地区医療センター」の開会式が行われた。(参照:厚労省、母子手帳なくても健診を 都道府県に通知)
「市鵜住居地区医療センター」は浸水区域の外に建設された、鉄骨平屋建ての面積約600m2ほどの医療機関。建物は新日鉄エンジニアリングが寄贈したものだ。
市によれば、施設には外来専門の三つの診療所が入居しており、同地区と隣の大槌町で開業していた民間の内科が17日の午後より診療を開始した。さらに11月からは市が釜石病院から医師の派遣を受けるなどして、外科と総合診療科の市鵜住居診療所を火曜と木曜の週2回開く。
同地区には以前、2つの医療機関が存在していたが、どちらも現在再開していない。