宮崎市は11月10日、2012年1月より未就学児の医療費の自己負担分を完全無料化すると発表した。医療費の完全無料化は県内9市では初めて。(参照:千葉市の子ども医療費助成、小学3年まで拡大)
宮崎市の従来の制度では、乳幼児の医療費全体の80%を医療保険でまかない、残りの20%を県と市と本人が負担することになっている。
そのため入院時は月350円、通院時は350円か800円の自己負担があったが、新制度では保険診療が所得に関係なく完全に無料となる。
市の対象者はおよそ24700人ほどで、無料化のための条例改正や予算計上はすでに済んでいるという。現行制度からの増額分はおよそ1億7000万円程度になる見通し。
未就学児の医療費無料化をマニフェストに掲げていた戸敷市長は記者会見で、子育てしやすい環境づくりの構築の重要性に対して理解を求めた。