沖電気工業株式会社(OKI)が、救急患者の容態と病院側の受け入れ状況に関する方法をリアルタイムで集め、最も適した医療機関への搬送支援を行う「救急医療搬送支援システム」を開発した。2012年3月よりシステムの販売を開始する。
(参照:中津川病院で医療過誤、3300万円の賠償で和解成立)
昨今問題となりつつある緊急搬送患者のたらいまわし。
この問題を解決するには、救急患者の処置ができる病院の受け入れ状況について隊員がしっかりと把握し、救急車が受け入れ可能な医療機関に搬送できるような仕組みづくりが重要となっている。
そんな中誕生した今回の新システムの中核となる機能は、医師がICタグを身につけることにより、病院での位置情報から繁忙度を判断する機能。
一方救急隊員には専門端末を所持させることにより、患者の容態や搬送状況を送信できるようになっている。それらの情報を元に統合エージェントは受け入れ病院を選び出す。その他詳細情報については同社のプレスリリースで。