厚生労働省は24日、インフルエンザ流行の目安となる1医療機関あたり患者1人よりも全国平均が上まわり、インフルエンザが流行入りしたと発表した。厚生労働省は高齢者などで重症化しやすい季節性インフルエンザの流行に注意を呼び掛けている。
国立感染症研究所の調べによると、12月13日から19日までの1週間で全国約5,000の医療機関から報告されたインフルエンザ患者の平均は1.41人(患者報告数6,758人)。都道府県別では佐賀県が最も多く8.26人、長崎が7.36人、北海道が5.87人など。20都道府県で1人を超えている。
また、インフルエンザウイルス検出報告件数は、AH3亜型(A香港型)が最多となっている。