和歌山県立医科大学は、腎臓内科・血液浄化センターの前教授が平成14年~17年にかけ、民間の病院から正当な寄付金ではない数百万円の現金を受け取っていた疑いがあるとして、調査を開始した。
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同大学の発表によれば、前教授は平成11年から17年の間に県立医大で教授を勤めており、和歌山市内と大阪府堺市内の病院から年間2回、それぞれ10万円から40万円の現金を受け取ったという。受け取った現金は寄付として処理されているが、医大への寄付ではなく、医局の会計として処理されていた可能性があるという。
前教授は在任中に、医師を民間病院へ派遣する権限などを持っていた。また、同病院を退職した後は東京の私立大医学部の教授を務めているという。