2008年に金正日総書記が脳卒中で倒れた後、総書記の主治医ら約10名がアメリカで研修を受けていたことが韓国の医師団体の関係者からの話で明らかになった。(参考:金正日総書記の担当医、シンガポールで研修受けていた)
「大韓医師協会」顧問の李炳勲氏の話によれば、ニューヨークにある北朝鮮国連大使は当時、アメリカのテキサス・メディカル・センターに糖尿病や心臓病、脳卒中の専門医師計3名の研修を3ヶ月受け入れてほしいと申し出た。
同センターは米国政府の了承を得た後に医師らを受け入れ、研修を受けさせたという。
また、北朝鮮は3人の専門医に3ヶ月間にわたって研修を受けさせた後、同センターでさらに9人の医師に研修を受けさせた。
さらに北朝鮮は金総書記が死去する1月ほど前にも、心臓病に関する最新資料を送るように同センターに依頼。同センターはこれに応じ、資料を送付していたという。
李顧問の話によれば、研修費用の一部は米国が負担していたとのこと。