東日本大震災の被災地で、医師免許を持っていないにもかかわらず医師を装って医療行為を行い、助成金を騙し取った疑いがもたれている米田吉誉被告(無職、42)が、医師法違反の疑いで追送検された。
(参照:原発避難者の4割内部被曝、健康には影響なし)
送検容疑は2011年の4月~7月にかけて、石巻市の男児と75歳、86歳の男性を処方し、鎮痛剤や湿疹止めのクリームなどを処方していたというもの。
宮城県警の発表によれば、処方されたい湿疹止めや鎮痛剤はいずれも高齢者や乳児には適さず、場合によっては副作用が出る恐れもあったというが、今回は3人に健康被害は出なかった。同容疑者は容疑を認めている。
米田容疑者は東日本大震災の被災地でボランティア活動を行っていたが、テレビで医師と報道されたことなどから不正が発覚。2011年の8月に逮捕、9月には起訴されており、現在は公判中である。