長野県松本市の社会医療法人財団慈泉会相澤病院とシステムインテグレータのキッセイコムテックが、異なる医療機関と医療画像を共用する「地域医療連携―医用画像参照システム」の運用トライアルを開始した。
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同システムは、各医療機関ごとに設置されているさまざまなメーカーのレントゲンやCT、MRIなどの画像診断装置や医療画像参照システムなどを、医療画像の世界標準規格「DICOM規格」で遠隔地の画像サーバと接続して、医療用画像の保存と参照をできるようにするシステム。
画像は通常のウェブブラウザでも参照することができ、特別なアプリケーションも不要だ。
ネットワーク回線にはVPNや専用の回線を使用。高度の認証システムを使用することにより、被撮影者のプライバシーもしっかり守られるという。
また、遠隔地サーバーに画像を保存するため、大規模災害時のバックアップの役目も果たす。
運用トライアル期間は平成23年11月から25年3月末。トライアル期間の終了後は4病院、105診療所で実運用を開始する予定だ。