大手医療機器メーカーのテルモが1月19日、山口県山口市の産業団地内に、心臓血管治療に使う医療機器などを生産する工場を2015年に開業することを正式に発表した。
(参照:人口300人の離島の医療を支え続けてきた89歳医師、引退へ)
テルモはカテーテルや注射器などの医療機器を生産しているメーカーで、現在は静岡、山梨に合計5つの工場を持っているが、西日本に工場を設けるのは今回が初となる。新工場開設には複数の地域に生産拠点を設けることにより、大規模災害時のリスクを減らす狙いがあると見られる。
工場の設置場所は山口市の産業団地=「山口テクノパーク」内の敷地(約9.6ha)。総投資額はおよそ300億円で社員数は約130名、操業開始は2015年春を予定している。