3月11日に発生した宮城県沖の大地震に端を発する東日本大震災。日本医師会は16日までに、被災地に「日本医師会災害医療チーム」(JMAT ジェイマット)を派遣することを明らかにした。(参考:医療・介護、家族の思い出綴る 「心に残る医療」体験記コンクール入賞者発表)
災害医療チームは医師1人、看護師2人、事務職員1人を基本に構成され、被害の大きい岩手県や宮城県、福島県などに向かう。被災地病院や診療所の診療支援や避難所での医療行為を行う。一部の医療チームはすでに現地入りしているという。チームは3日から一週間現場で医療行為を行い、1ヶ月間複数のチームが入れ替わり医療を提供する予定。
医師会は地震のおこった11日に災害対策本部を設置していた。原中勝征会長は「日医としては、被災者救済の医療支援のために、全力を挙げて取り組んでいる。」「被災者の方々に、少しでも寄与したい」と会見で語った。