東北地方太平洋沖地震以降、東北・関東では計画停電が行われている件で、厚生労働省は人工呼吸器を使用している在宅医療患者の緊急相談窓口を設置した。
ALS(筋萎縮性側索硬化症)など難病患者には人工呼吸器など医療機器が欠かせない。計画停電は各グル―プ3時間、人工呼吸器、酸素吸入器、たん吸引器などは内蔵バッテリーや外部バッテリーを準備することで停電中もしのぐことができるが、今後停電が長引けばバッテリー切れなどのトラブルも生じかねない。同省は関係医療機関や訪問看護ステーションに対し、在宅患者が使用する人工吸入器などの機器の点検や代替機器の貸出などの措置をとるよう指示している。
15日から計画停電の実施される地域の国立病院機構病院や労災病院、社会保険には緊急窓口が設置され、主治医や訪問看護ステーションからの相談を受け付ける体制をとっている。必要によっては緊急一時入院も受け入れるという。関東信越地区の医療機関はこちら。