欧州骨髄移植学会は15日、日本の福島原発事故での放射線被ばく者の受け入れを、欧州にある医療機関に要請していることを発表した。同学会のネットワークには、骨髄治療を実施可能な500機関、2500人の専門医が参加している。
放射線被ばくの影響が出るのは、被ばくから3日後。また、被ばく者すべてに骨髄移植が必要なわけではなく、抗生物質や輸血などで治療できることも考えられる。被ばく者の移送費や治療費、また渡航手続きなどに関しては、各政府と医療機関が話し合って、規制緩和を行うため、容易に治療を受けられる見通し。