日本助産師会岩手県支部は、被災地の運営者に対し、避難所での女性と子どもに対する性被害を未然に防ぐための注意と配慮を呼び掛けている。
これまで阪神・淡路大震災、新潟中越地震において、避難所における女性や子どもに対する性暴力やセクシャルハラスメントが多数報告されており、運営者への具体的な依頼願いとして▽トイレ・更衣室の男女別設置▽授乳・おむつ替え場所の確保▽夜間の複数行動の遵守▽女性相談員配置窓口の設置-などの配慮事項を提示している。
支援物資調達など数多い優先事項の影で、思いがけない被害にさらされることのないよう、同支部では、もりおか女性センター、岩手大学男女共同参画推進室の協力を得て、今後も情報を発信していく。