2012年5月14日、医師コミュニティサイト「MedPeer」が「女性医師の産後の職場復帰の調査結果について」の調査報告を発表した。
(参照:医師コミュニティーサイト「MedPeer」がアンケート「目のかゆみに『副腎皮質ホルモン入りの点眼薬』を出されますか?」の結果を発表)
今回の調査は全国のMedpeer会員の医師を対象に4月2日~4月8日の計7日間調査を行ったというもの。
またこの調査では男性医師と女性医師の両方からアンケートを募集した。
まず「産後の職場復帰」について一番多かった答えは男性、女性とも「育児休暇をとってから復帰」だった。この答えは半数以上に上り、産後すぐの職場復帰は体力的に厳しいといった声が上がった。
また、「産後すぐに復帰したい」という声は全体の全体の約2割で、「子供がある程度大きくなったら復帰」と全体ではほぼ同じ割合となり、女性の方が「産後すぐに復帰したい」と思っている医師が多かった。
また、「医師としての復帰は難しいと思う」といった声も少数ながら上げられた。
今回の調査でわかったことは長期休暇後の復帰は自分のブランクによるものというよりは職場の理解がなく復帰できないといった医師が多くいることがわかり、今後の医療業界全体の改善が注目される。