仙台市は、救急搬送で消防ヘリコプターが出動する際に、医師を同乗させるシステムの試験運用を、9月に開始する。本格的に導入されれば、東北初の試みになるという。
市が所有する消防ヘリ2機を活用し、運用には東北大学病院と仙台市立病院が協力する。
119番通報を受けたのち、消防局と病院の判断で医師の帯同を決定。
救急搬送で出動した消防ヘリには、通常、救命救急士が同乗しているが、医師であれば現場での医療行為が可能になるため、消防局では、救命率の向上に期待を寄せる。
東北では、青森県・福島県でドクターヘリの運用が始まっているが、消防ヘリでの運用例はないという。