授乳服メーカー「モーハウス」(茨城県)は、東京都立産業技術研究センター墨田支所と共同で、ユニバーサルデザインのブラジャーを開発したという。授乳期に限らず、幅広い年齢層の女性向きだ。
授乳用ブラジャーが、乳がん患者や、授乳を終えた母親の間でも好評だったことがきっかけとなった。
同社の下着は、ワイヤはホックがなく、幅広の肩ひもや、胸の下の帯状の部分で胸を支えるため、血行を妨げず、楽に授乳できるとして、10万枚を超えるヒット商品で、一般的な製品開発への要望が高かったという。
今春から発売されている「モーブラしゃんと」(L、M各4725円)には、伸縮性と通気性の高い、滑りのよい布地が使われ、パッドにも伸縮性を持たせるなどの工夫が凝らされている。