徳島県在住の内科医・香川宜子さんの小説『ザ・ヴァイオリン―収容所のメロディー』が、ハリウッドでの映画化に向けてさまざまなプロジェクトをスタートさせるという。
香川さんは、1999年から雑誌でコラムの連載を始め、本業の合間に執筆活動も行ってきた。
娘のヴァイオリンと、アウシュビッツ音楽隊を扱ったドキュメンタリーとに触発されて、『アヴェ・マリアと梵天の子供達』(新風舎)を執筆。この本が人気を博し、四国放送でラジオ小説・ラジオドラマ化された。
『ザ・ヴァイオリン―収容所のメロディー』と改題し、英訳本を出版。元文化庁長官の故・河合隼雄さんや、内閣官房長官の仙谷由人さんの推薦を受け、ハリウッド関係者の興味をひくに至ったのだという。
現在は、オーシャン・パーク・ピクチャー社長でハリウッド・エグゼクティブ・プロデューサーのティム・ゴールドパークさんプロデュースで、2013年以降のハリウッド映画化の計画が進行中だ。