山梨県甲府市では、市が「救急あんしん情報セット」を配布。災害時や緊急時に備え、かかりつけ医や持病などの医療情報をプラスチック容器に入れ、冷蔵庫に保管する取り組みが県内各地に広がりつつある。
同市では8月、独居の高齢者や障がい者など560人にセットを配布する予定で、同様の取り組みは道志村や中央、上野原市でも始まっているという。
このセットは、医療情報などを記入するA4の用紙と円筒形のプラスチック容器、救急退院に容器の存在を知らせるステッカーから成る。
保管場所が冷蔵庫になっているのは、どの家にもあり、見つけやすいからだという。
この取り組みは、駆けつけた救急隊員や隣人が、その人の医療情報を知るのに苦労していたことから始まり、全国に広まった。