『医学部合格のために』― 他是不吾 更待何時
これから新たに受験学年を迎える生徒(特に浪人生)に提案しているアドバイスをまとめてある。参考にされたい。
前回に引き続き、第5項目から紹介する。
5.モティベーション・アップのために
a)読書
・読書をしていない人は医師には向かない。とてもじゃないが人の命は預かれない。倫理観、医師適性のUPにも効果がある。
・読解力・思考力養成、一般常識、基礎教養のためにも必要。
・語彙力を増やすことは思考力を増やすことに繋がる。論旨やフレーズを覚えていけば小論文対策にも有効。いい本に出会ったら、気に入った部分をノートなどに書き写しておこう。読書ノートを作るとよい。
b)講演会・シンポジウム参加・講習会参加
・例えば、昭和大学客員教授:中島宏昭先生の講演から医師としてのあり方を学んだり、佐久総合病院:色平哲郎先の講演から地域医療の現状などを知る。医学部の学園祭でのシンポジウムに参加する。また、日赤救命法、日赤幼児安全法、上級救命技能検定などの講習会を受講することで、志望理由を作りやすくなる。
・医療・医学に対する関心度アップ
c)ボランティア参加
・社会貢献、奉仕の精神
・例えば、スイミー、とうきんきょう研修旅行参加、病院ボランティア、老人ホームや障害者施設でのボランティア等。
・一度で止めてしまわず、継続的に活動できることが望ましい。
・ランティアをしたらレポートを書く。長期間できるなら日記をつけるとよい。
d)「医のアート」の授業の活用
・授業をサボらないことはもちろん、内職などせずにできるだけたくさんの情報をノートにメモしておくこと。普段は面接・小論の準備などしている時間がないのだから、この授業の時間を最大限に利用しておくのが効率的。
七沢英文(ななさわ・ひでふみ)
中央大学法学部卒 塾講師、家庭教師などを経験。
1997年より医学部受験専門予備校YMS講師、現在YMS取締役兼同機関誌「Lattice」編集長。
NPO法人「ジャパンハート」理事。
趣味:オートバイ、車、写真、映画鑑賞、麻雀、料理、旅行など (しかし、現在まったくできない状況、泣!)
※記事掲載元:七沢塾~カリスマ講師直伝連載コラム~「医学部合格のために―他是不吾 更待何時 第5項目」(閲覧には会員登録が必要です)