県内の医師不足対策と、大学合格実績向上を狙い、今年度から宮城県は「医師を志す高校生支援事業」を開始した。
医学部を目指す公立高校生が対象となり、生徒の費用負担はないという。
先月、仙台市内の予備校で開催された講座には、3年生33人が参加。医療問題に関する講演などを聞いた。また、1・2年生向けには、東北大学医学部で医師の仕事に触れる講座を開設。
宮城県の人口10万人あたりの医師数は全国27位どまりで、郡部の医師不足が深刻となっている。このため、宮城県では原則高1から3年間を通じた支援の中で、特に志望動機の喚起を重視するという。