厚生労働省の医薬品第二部会は5月30日、子宮頸がんや性行為感染症の一種である尖圭コンジローマのワクチンとなるMSD社の「ガーダシル」の製造販売を許可するという意見をまとめた。「ガーダシル」は現在123カ国で承認されている。
厚生労働省は1ヵ月後にも正式に販売を承認する見通しで、承認されれば国内の子宮頸がん予防ワクチンとしてはグラクソ・スミスクライン社の「サーバリックス」に続いて2種類目となる。
政府は2011年11月より、中学・高校の女子に対し、子宮頸がんワクチンの摂取費用を助成しているが、摂取希望者が予想を大きく上回りワクチンが不足する事態となった。ガーダシルの摂取が今後助成対象となるかはまだ未定だ。