毎年5月31日は世界禁煙デー。WHO(世界保健機構)の枠組み憲章が採択された記念すべき日だ。これを受けて厚生労働省は、5月31日から6月6日を禁煙週間と定めて、世界禁煙デー記念シンポジウムの開催やホームページなどでの情報提供などを行い、タバコの害に関する啓発活動を行う。
WHOの予測によれば、2011年には世界で600万人がタバコのために命を落とすとされ、そのうち10%は喫煙により生じた副流煙などを吸い込むことによっておきる受動喫煙であると発表している。現在のペースで喫煙が世界に広まった場合、21世紀末までに10億名以上が犠牲となる見込みだ。
5月28日には国立がん研究センター内国際研究交流会館で「2011年世界禁煙デー記念シンポジウム」を開催した。6月6日までの「禁煙週間」では自治体などで啓発活動やポスターの配布及び掲示が行われる。