和歌山県紀の川市の歌手、宮本静さんは5月30日、同市のピンクリボンキャンペーン推進本部にCDの収益の一部10万円を寄付した。
「ピンクリボンキャンペーン」は乳がんによる死亡率の減少を目的としている啓発活動で、紀の川市も市長を本部長とする推進本部を設立し、医療の充実や乳がん検診率向上に努めている。紀の川は世界で初めて全身麻酔による乳がん摘出手術に成功した華岡青洲生誕の地でもある。
宮本さんは「あんたの済州島(しま)へ」「紀の川のほとりで」などが収録されたCDを販売し、これまでにおよそ1500枚を売り上げている。特に「紀の川のほとりで」は2008年の乳がん撲滅ソングで、この8月からはカラオケで全国配信されるなどその知名度は少しずつ上昇している。