乳がん患者の負担が大幅減!人工乳房、7月から保険適用が決定した。
(参照:「乳がん患者が集い「虹の会」が体験者のつどいを発表」)
乳がんの全摘手術後の、乳房再建に使う人工乳房の保険適用が国内で初めて、6月12日開催された厚生労働省の中央社会保険医療協議会(中医協)で承認されたことが分かった。読売新聞によると、7月から保険が適用されるようだ。自費診療で100万円程度かかっていた患者負担が、今後は、大幅に軽減されることになる。
日本では1年に約6万人が乳がんを発症している。そのうち、約2万人が全摘手術による乳房再建の対象になると見込んでいる。保険適用が認められたのは、アメリカアラガン社の人工乳房(6万9400円、患者負担は通常その3割)と、人工乳房を入れるために皮膚を伸ばす組織拡張器(3万2100円)。昨年9月に薬事承認を受けていた。