厚生労働省が風疹抗体検査について必要な人だけに接種するよう自治体に求めていくと発表があった。
(参照:「風疹で妊婦の胎児に障害が出たと新たに発表があった。11人目の報告例となる。」)
深刻な風しんの流行だが、いまでに収束の予兆は見られない。今後、さらなる風しんの流行で、予防接種のワクチンが不足する恐れがあると懸念し、厚生労働省は全国の自治体に対し、風疹の抗体検査をした上で必要な人だけ接種させるよう協力を求める通知を発表した。
毎日新聞によると、7月2日時点で、先週よりも504人増え、風しん患者数は全国で1万1489人となっている。実は、抗体を持つ人が少ないとされている20~40代の男性でも約8割の人が既に抗体を持っているとのこと。ワクチン不足を防ぐために、厚生労働省は必要な人に接種してもらいたいと切実に訴えている。