栃木県の獨協医科大学病院で7月2日、関東で初めての生体肺移植が実施された。
(参照:「スリランカで初の肺移植手術 岡山大学病院チームが医師派遣」を開催すると発表」)
栃木県壬生町に位置する獨協医科大学病院が、栃木県内の50歳代の男性に、息子2人の肺の一部を移植する生体肺移植手術を7月2日、実施していたことがわかった。手術に関わった3人は全員良好とのこと。
獨協医科大学病院によると、生体肺移植は関東地方では初めて移植だ。また、読売新聞の調べによると、生体肺移植は、岡山大病院が1998年に国内で初めて実施して以来、昨年までに125例があるようだ。関東地方で実施できる病院は獨協医科大学病院だけだったが、これまで態勢が整っていなかった。
執刀した呼吸器外科の千田雅之氏は、「今後も定期的に実施する。関東地方の方々の利便性向上につながる」とコメントしている。関東で生体肺移植が行われる回数が今後増えていくだろう。