昨年から引き続いている、風しんの流行が一向にとまらない。懸念されていた風しんのワクチン不足が関東地方を中心に起こっている。
(参照:「風しんのワクチン不足の懸念が…。厚生労働省が、自治体に必要な人だけに接種を要請」)
風しんワクチン不足の理由だが、感染を防ごうと自主的に予防接種を受ける人がうなぎ登りで急増している。昨年の一年分のワクチンが1カ月分という状態が続いている。妊娠初期にお母さんが風しんに感染すると胎児に障害が出る恐れがあるとされているが、本来の目的である子どもへの定期接種ワクチンも不足しているのが現状。子どもへの定期接種を優先するため、大人への接種を断念する医療機関も出ている。
関東のあるクリニックでは、ワクチンを確保した本数が10本。ワクチン接種希望者は70人。大人への接種を断念しているという。希望者全員に接種するのが難しい状態が続いている。